何をやってもうまくいかない理由【改善策】
・自分は頑張っているのに周りが評価してくれない
・職場の上司が好きになれない
・やりたいことは沢山あるのに忙しくて時間がない
・親が許してくれない
今回はこのような悩みを抱えている方へ向けた内容となっています。
本記事の内容
- 物事の見方を見直す
- 自分に問題があると考える
- 見方を変えたら結果が得られる行動をする
人は誰でも自分の好きなことや得意なことで成果を残し、成功したいと思います。
しかし同時に、自分の身の周りの環境や人間関係によってその成功が妨げられていると考えている人が多いと思います。
その成功の妨げは一見 解決できないどうしようもないもの と思えるかもしれませんが物事の見方を変えることで解決できるかもしれません。
物事の見方を見直す
多くの人は物事の 「良いこと」 と 「悪いこと」 を区別する際、無意識に自分の都合が良くなるように区別します。
そのため「できないこと」があれば「身の回りの物事が悪かった」と認識することで、自分が責められるのを避けられるために人のせいにしたり環境のせいにしてしまう傾向があるのです。
世界で最も影響力のある思想家のスティーブン・R・コヴィー著書の『7つの習慣』では、
私たちは、世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままの世界を見ているのであり、自分自身が条件づけされた状態で世界を見ているのである。…相手と意見が合わないと、相手のほうが間違っていると瞬間的に思う。
と述べられています。
しかし、このままでは問題を解決する責任から逃れられることができても、解決していない問題があり続けてしまうため、あなたの人生はうまくいかないままになってしまいます。
それではどのようにするのが最善なのでしょうか。
自分に問題があると考える
「物事がうまくいかない理由は自分にある」というように考えましょう。
どう考えても自分は悪くないと思うよな物事でも自分が変えられるのは自分だけです。
いつ変わってくれるか、変わったあとに持続してくれるかわからない他人や環境の変化を待っていたら、あなたの人生で最も価値のある「あなたの時間」が無駄に消費されていってしまいます。
インサイド・アウト
例えば、「子どもが反抗期で言うことを聞いてくれない」という親と「なんで親は自分のことを理解してくれないのだろう」という子がいるとします。
ここで抱えている悩みに対して
親→子「言うことを聞きなさい!」
子→親「言わなくてもわかってよ!」
と相手に変化を求めても親子それぞれは自分が正しいと思っている行動を取っているため解決にはつながりません。
こんな場合にはまず「問題の原因が自分にある」と考えましょう。
親「自分が相手のことを知ろうとしていないから問題が起きている」
子「自分が相手に理解してほしいことを伝えていないから問題が起きている」
そして、自分がまず変わろうとする考え方を持つことが重要です。
親「相手の意見を聴く時間を作ろう」
子「相手に自分の考えを伝える時間を作ろう」
このような「自分が変わらなければ、周囲の環境も変わらない」という考え方を「インサイド・アウト」と言います。[1] p.43
見方を変えたら行動する
自分に問題があると考えることが難しいのであれば、他人が問題視していることについて自分だったらどうするかを考え、自分が問題を抱えたときの練習をしましょう。
・自分は頑張っているのに周りが評価してくれないとき
→
良い評価を受けられている人が何を優先して努力しているかを見て、自分が努力していることよりも評価が得られることを優先して努力する。
・職場の上司が好きになれないとき
→
まず、自分の態度・身だしなみが悪くないのか確認する。相手の嫌いな部分だけで判断しないために極力話しかけてその人のことを知ろうとする。
・やりたいことは沢山あるのに忙しくて時間がないとき
→
食事の時間や寝る前の時間も有効に使えているかを確認する。無意識にしてしまっていることを把握するために起きてから寝るまで行動を日記に書く。
・親が許してくれないとき
→
親が求めていることを聞いて把握する。自分の考えていることを伝える。そのうえで納得してくれるような対策を考える。
まとめ
今回は何をやってもうまくいかない理由と改善策についてお伝えしました。今抱えている問題を自分の問題にまで落とし込み、結果を得られる努力をしましょう。この記事で皆様の人生がより良いものとなることを願っています。
<参考文献>
[1] Covey, R. S. (2013). 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 キングベアー出版 (訳)フランクリン・コヴィー・ジャパン